威尼斯、威内斯、威内薩、勿来辱茶海、条捏知亜、維尼斯…
ブログのタイトル『ヴェネツィア日日』。
私の経歴が分かるような仕様になってます。
「どうせならヴェネツィアの部分も漢字にしてしまえばいいではないか!」
と思い、調べてみると…
”威尼斯、威内斯、威内薩、勿来辱茶海、条捏知亜、維尼斯”
ベニス(英)ないしヴェネツィア(伊)の漢字表記は、なんだか複雑。
日日にくっつけてみたら…結構ごつい感じになったので今回は辞めました。
ところで上記の場合、ベニスはなんとなくわかるように…
威尼斯、維尼斯、威内斯、威内薩
ヴェネツィアは…
勿来辱茶海、条捏知亜
です。
外国の国名の漢字は、いつ誰が決めたのかという疑問はみんな気になることですよね。
私も気になります。でも、その答えは簡単には出せないみたい。
というのも、日本が「外国」という存在に出会ってから、時代と慣例を経て定着していったというのがほとんどのようですから。
でも、(私が思うに)ほとんどの場合は「音」に合わせているようです。
例えば上記のベニスをもう少し詳しく見てみましょう。
①ベニス(威尼斯、維尼斯、威内斯、威内薩)
はじめに「ベ」。「威」。これを私たちは通常、「い」と読みますよね。一方、元の中国の読み方(字音)では"wēi"と読みます。「維」も同様に"wéi"。
次に「ニ」にあたる部分。これはとても分かりやすい。「尼」は「に」ですよね(字音でも同様"ní")。一方、「内」の字音は"nèi"です。
最後に「ス」にあたる部分。「斯」は字音で"sī"。一方「薩」は字音で"sà"。
併せてみると…
wei-nei-si(ウェイーネイーシ…この場合ウェイネィスィかな…)
→ベニスになるわけです。
(ちょっと強引かな…)
漢字だけ見ていると、「どこだよ!」って感じ。
あんまりいい字の並びをしていないようにも見えてしまう。。
さっそく字について見て行きましょう。
まずは「ヴェ」。「勿」は"wù"。「条」の方は字音というより日本語の「じょう(でう)」を選択した方がそれっぽい感じがしますね。ちなみに字音では"lài"もしくは"tiáo"。
次に「ネ」に当たる部分。「来」は字音で"lái"。及び「辱」は字音で"rù"。「提」は「だい」「てい」。
「ツィ」は、茶は字音で"chá"(わかりやすい)。知は「ち」。めちゃくちゃ分かりやすいですね。
最後に「ア」。「海」は字音で"hǎi。「亜」は「あ」。
繋いでみると…
勿来辱茶海:wu-lairu-cha-hai(ウェライルチャハイ)
条捏知亜:じょう(でう)ーだい(てい)ーちーあ
…。
ぱっと分かるのやっぱり「条捏知亜」の方ですね。これは絶対日本で考えられた表記でしょうね。
素人考えでは難しい。
やっぱり「ヴェネツィア」が一番ですね笑