ヴェネツィア日日

2017年4月から次の年の3月までのヴェネツィア滞在。どれだけこの街を知る事ができるかな?

マラモッコ(malamocco)

こんにちは、リッタです。

今日も暑い日々が続いてます。

でも、日陰に入ると涼しくなるので、幸せです。

 

さて、本日はリド島にあるマラモッコ(malamocco)という場所に行ってきました。

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ヴァポレットのリド駅を降りて、バスに乗ること数十分。

元々リドは中央のメインストリート以外は静かなもんですが、ここまでくると…

人すらいない。(でも、家はある)

そして、ここがマラモッコ。

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さてさて、このマラモッコ、ヴェネツィア史的にはどんな意味のある街なのでしょうか。

 

時代は700年代までさかのぼります。(奈良時代くらい。古代史ですね~)

当時のヴェネツィアは、まだ国として独立できるだけの力はなく、あくまで大きな権力を持つ国(この場合は東ローマ帝国)にその地の統治を任されることで権力を保っていました。

で、その本拠地も実はまだヴェネツィア本島内ではなく、エラクレーア(eraclea)にありました。

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そこから740年に2代目ドージェ:デオダート・イパートが本拠地をマラモッコに移したんですね。

そう、マラモッコは、ヴェネツィア共和国(まあ、前史って感じですが…)の2代目本拠地なのです。それを思わせるような物は残念ながら、見つけられませんでしたが…。

街全体がヴェネツィア本島に向けて開けた静かな所でした。

目をつむると…往年の彼らが…思い…起される…ような…(と、まだイメージが出来ていない私です)。