マラモッコ(malamocco)
こんにちは、リッタです。
今日も暑い日々が続いてます。
でも、日陰に入ると涼しくなるので、幸せです。
さて、本日はリド島にあるマラモッコ(malamocco)という場所に行ってきました。
ヴァポレットのリド駅を降りて、バスに乗ること数十分。
元々リドは中央のメインストリート以外は静かなもんですが、ここまでくると…
人すらいない。(でも、家はある)
そして、ここがマラモッコ。
さてさて、このマラモッコ、ヴェネツィア史的にはどんな意味のある街なのでしょうか。
時代は700年代までさかのぼります。(奈良時代くらい。古代史ですね~)
当時のヴェネツィアは、まだ国として独立できるだけの力はなく、あくまで大きな権力を持つ国(この場合は東ローマ帝国)にその地の統治を任されることで権力を保っていました。
で、その本拠地も実はまだヴェネツィア本島内ではなく、エラクレーア(eraclea)にありました。
そこから740年に2代目ドージェ:デオダート・イパートが本拠地をマラモッコに移したんですね。
そう、マラモッコは、ヴェネツィア共和国(まあ、前史って感じですが…)の2代目本拠地なのです。それを思わせるような物は残念ながら、見つけられませんでしたが…。
街全体がヴェネツィア本島に向けて開けた静かな所でした。
目をつむると…往年の彼らが…思い…起される…ような…(と、まだイメージが出来ていない私です)。