ヴェネツィア日日

2017年4月から次の年の3月までのヴェネツィア滞在。どれだけこの街を知る事ができるかな?

ペルメッソ・ディ・ソッジョルノッォォォッォォォォオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!②

-------今日、私の学校の先生も言ってました。

--------「朝早く行くのよ」

 

8:30

 私が手にした整理番号48。

13:00

 私の番がやってきた…。

待ち時間4時間半

先生の言葉は本当でしたあいやいやいやいや…。

 

今日はもう朝起きてからなんだか緊張しておりまして…

エスプレッソ淹れて目を覚まそう!」

とマシン?を火にかけてしばらくして変な臭いがして水の入れ忘れ(つまり空焚きをしてたのですマンマミーア)たり…。

カチンコチンになりながら、入国管理事務所"Questura(クエストゥーラ)"に向かいました…。

おっとその前に私の呼び出し状の内容についてちょっと記しておきましょう。

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↑これが入国管理事務所。

・場所:Questura Venezia Ufficio Immigrazione(クエストゥーラ・ヴェネツィア・ウフィチョ・イッミグラツィオーネ:入国管理事務所ヴェネツィア本部みたいな感じかな)

→マルゲラにあります。以前、紹介したヴェネツィア県のメストレ側にある地域です。

 そう…私はこの島を出なければいけなかったのです…。この賑やかだけど平和な島を…。っていっても、遠いわけではないのですが(バスで20分)。

*ちなみに行き方:ローマ広場から"6L"のバスに乗って"Rinascita"下車。そこから徒歩5分かからないくらいですが、何の表記もないので、分かるようで分からない。私は「このおっさんも同じとこいくんじゃねぇ?」っていう感じの人にくっついていくという危ない方法をしてしましたが汗。

 目印としては"Parrocchia di San Pio X(サン・ピオ教会)"が見えてきたらその横の道を通ればすぐ着くかな。とにかく住宅地で誰も人がいません。のどかな場所です。

・時間:8月8日9時

*これは、別に予約された時間というわけではありません。この時間に行ったからといって優遇される訳でなし。肝心なのはここからです。

 

順を追って今日の事を記していきましょう(またか!とは言わずにお付き合いください)。

Allora....

入国管理事務所に着くと意外にも外に人は少なく、

(もしかしてすぐ終わるんじゃない?)

と、ほのかな期待をしました。が、すぐに問題が…。

整理券をもらう、「もらう場所」が分からない。若干の列(4人くらい)が出来ていたからここかな?と思って並んでみたけどなんだか違う…。係員はいない…。すでにみんなうんざりした顔をしてる…。ちらっと目があったお姉さんに「ここって滞在許可書申請のところでいいんですかね?」と聞くとまああたりまえだけど

「たぶんね。でも、中の係員に聞いた方がいいわよ」

との回答。そりゃそうだと列を抜け、事務所の中に入るとそこには…

50人くらいの人がたむろしている…!!!!

列があるわけじゃない。みんな呼ばれるのを待っている。

うそでしょ、今8時半…空いたばかりじゃないのかよ!コミケの徹夜組かよ!!

しかも肝心の整理券がどこで手に入るかわからない。係員がいない。

みんながじっと凝視してるのは、入ってつきあたりにある半透明の大きな扉。この事務所のメイン・ルームのようだ。私と同じような人がキョロキョロまわりを見渡して、その部屋に入って行った。埒が明かないから私もそこに入る。

すると、取り込み中の係員のお兄さんが私に気付いてくれた。そこで私は、「た、滞在許可書…今日なの…(こう聞こえただろう)」と言った書類を見せたところ、お兄さんは別のおっさん係員に「彼女、今日なんだって」と言ってくれた。そして、おっさん係員から無事に整理番号を受け取った。48番。そのとき確か32番くらいだった。

おお、文体が崩れてますね。まあいいや。続けます。

(32番かぁ、まあ、何とか間に合うかな)

と、私が思うのには理由がありましてこの事務所受付時間が12時までなんだそうで。それをすぎたら「はい、今日は終わり」とむげに帰されてしまうんだとか。

後は待つだけなのですが…、これが長かった。一人あたりの時間が10分から長くて40分くらい!しかも、整理番号に準じて空いている窓口は1つだけというわけわかめコース。

じゃあ、ここにいる50人の人たちは何なの、と思うのですが…よくわからーんというのが私の感想。ただ、書類に不備があったり、違う申請をしに来てたりしてたみたい。グループで。ほとんど就労の人なんだろうな…。とある方がブログで書いていたけれど、

 

「彼等の母国での収入や就業率はイタリア以上に悪いという人達も多いだろう。彼らの目の奥の光がどこか必死であるのも当然かもしれない」

 

私が行った時、事務所内にいたのはほとんどがアラブ系の人たちだった。我々アジア勢は全くの少人数。全くいなかった(中国人のおばちゃんが急に中国語でヘルプ求めてきたときは困った!すまぬ…おいら日本人なんだ…)。

ふと、日本の状況が気になった。日本の入国管理事務所もこんな感じなのかな…。

幸いな事に私のいた時間は、いさかいも無く、終始穏やかな雰囲気(あとうんざりだぜえええって雰囲気)が流れていました。

あとまあイタリア人の人が知り合い(係員)捕まえて、先に通してもらってたのをみたけど、これくらいはまま普通笑。私も日本でこんなことがなかったわけでもないので、彼らの特権です。

ところで私はドキドキしていました。

時計の針が12時をまわっていたからです!!

「今日はもうおしまい。またあーした」

と、いつ言われるのかとビクビクしていたら…一向に言われない。

整理番号は呼ばれ続ける…。大丈夫?

果たして大丈夫でありました!

…私が呼ばれた頃には人がまーーーーーたくいなくなっていたけれど。

 

中に入ると、おっさん係員に用意した書類全部渡して、パスポート見せて。

「リッタ?」

「は、はい」

「写真きれいだね」

「あ、ありがとう」

「うん、書類…ペルフェット(完璧)だ」

「あ、ありがとう」

などの会話を繰り広げた?後、指紋の採取。

「su...giu...(上げて、下げて)」

と、指示されるまま指紋をとられる。指紋を採るなんて初めてだったけど、すごく簡単ね。

それが終わると申請費の払い込み済みの確認をして

「ペルフェットだ。じゃあ、この部屋を出て左の部屋に行って。滞在許可書のカードは後日連絡するね」

「わ、わかりました」

「わかった?」

「はい!ありがとうございました」

「アリガトー(日本語)」

「!?」

「あってる?アリガトー」

「あってるあってる!!」

…こんな感じで部屋を後にしました。優しかった…。よかった…。

隣の部屋では、更に指紋を全部(前の部屋では人さし指だけ)を詳細に採られておしまい。事務所を出る時には、待ってる人は1人しかいませんでした。

 

さて、次はカードの受け取り。

いつになるのかな…。ははは。

[参照]

移民 : ヴェネツィア・スクラップブック

【随時更新・2017年最新版】イタリア滞在許可証申請の流れ・必要書類・料金まとめ - NAVER まとめ