ヴェネツィア日日

2017年4月から次の年の3月までのヴェネツィア滞在。どれだけこの街を知る事ができるかな?

パリに行ったんだ!2日目

 Bonjour.

Rittaです。

パリの2日目、朝の8時半(だったか…)からスタートです。

 

朝起きると、すでにリリーさんが朝ごはんを用意してくれていていました。

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小さいパン3枚と卵焼き(薄焼き)、美味しいチーズ、美味しい紅茶(なんとも言えない甘い香りのする美味しい紅茶)、ムースのようなジュレのようなフルーツのデザート(書き方が大げさですが、BIO食品で、普通にスーパーで売ってそうなもの)と味噌汁。ふふふ。

朝食後、早速リリーさんと家を出る。

お散歩をしながら、市内を案内してくれることになった。ちなみにリリーさんの予定では、今日私はエッフェル塔に行かなければいけないらしい。そして、午後はモンマルトルに行き、夜はもう1人の学校で一緒だった人と会って夕食を食べる予定なんだそうだ。

家を出ると、まだ空は暗い。

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でも、綺麗だなぁ。結局一日中いい天気だったのは、この日だけだったんだよね(色んな人に、パリのこの時期は大体雨とか曇りだよって言われたけどね…)。

リリーさんは、サン・ジェルマン通りを歩きながら色んなことを話してくれた。そんな中で「クロワッサンはフランスの方が美味しい」はとても印象に残っている笑

いや、私もそんな食べてるわけじゃないけどパンはフランスの方が美味しいと思った。

そうして連れて行ってくれたのが、”Lea Duex Magots(レ・ドゥ・マゴ)”というカフェ。

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「「ドゥ マゴ」は、ピカソヘミングウェイなど様々な芸術家が集い、幾多の文学や芸術が育まれた老舗カフェ。」(http://www.bunkamura.co.jp/s/magots/)

なんだって。カメリエーレ(ここだけイタリア語笑)の格好にご注目!とリリーさんに言われる。

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この正装に長い白い前掛けっていうのは、ここから始まったんだって。

ちなみにこの(この人ではないかな?)カメリエーレさん、テーブルセットしてる最中に派手に色々落として店内にでっかい響かせた後、「僕何もしてませんよ〜(みたいなことを言ったんだ、たぶん)」と両手を挙げて周りアピールしていた。

リリーさんと笑う。

リリーさんは、カフェとクロワッサンを注文してくれた(例のクロワッサンですな)。

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確かに!美味しい…。

彼女曰く、バターが違うらしい。クロワッサンはバターで決まるよね。

カフェは、私が普段飲んでいるのより若干優しい味がした。もちろん、美味しいです。

…そしてお腹はいっぱいだ笑

レ・ドゥ・マゴなのですが、今調べてみたら渋谷Bunkamuraに支店があるようですよ!Bunkamuraのミュージアムショップの横、エスカレーター降りてすぐのところ…ああー…あそこか。知らなかったなぁ…帰ったら行ってみよう。

カフェといえば、行ってみたかったところがあります。それが、この”Le Procope(ル・プロコープ)”。

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朝に行ったので、準備中でしたが…。

こちらも歴史上有名な人々が足を運んだカフェなんですよね。例えばルソーとかね…。機会があったら行きたいな。

そうそう、 今日から教会巡りもして行きます!クリスチャンじゃないけど教会好きなRittaです!

朝に早速行ったのは、サン・ジェルマン・デ・プレ教会。

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パリ最古の教会なんだとか。作られたのは実に6世紀まで遡れるというから驚きです。とはいえ、当時のそのままというわけではなく、もちろん、現在に至るまでに不幸に見舞われることもあったし、改築されることもあったそうです。

これからいくつか訪れた教会について書いて行きますが、いずれもパリの教会はステンドグラスがかなり洗練されています。これは、ヴェネツィアでは見ることのできない特徴かなと思いましたね。ヴェネツィアのそれが原石だとしたら、パリのものは宝石な感じ。美しかったなぁ。

 

リリーさんとレ・ドゥ・マゴを後にし、私はエッフェル塔へ、彼女は仕事のために家に戻ることに。2時にまた会うことを約束して一旦解散!

言われた通りの道を辿ってエッフェル塔を目指す。…が、どうみても、今からエッフェル塔に行って彼女と再会するまでに5時間くらいある…。

(そんなにエッフェル塔にいる必要あるかなぁ…?)

と、後から考えれば甘っちょろい事が頭に浮かんでしまった。グーグルマップさんを見ながら歩いていると…おや、すぐそこに「フランス軍事博物館」っていうか廃兵院("Les Invalides(アンヴァリッド)”)がある!あの、廃兵院が!

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い、行きたい!!パリの行きたいところリストに入れてたけど行けるかわからなかったここに行きたい!!

行ってしまえ!…と、行ってしまいました。

フランス軍による保安検査後、広い広い博物館へ。(検査後に手袋忘れてすたすた行ったら、軍人さんから「マダム!マダム!」と呼び止められた…。こっちでもそうだけど、マダムって呼称、慣れないわぁ…。マダムなんてそんな上等な女じゃないっす!(もちろん、そんな意味合いで彼らは使ってるわけではないが笑。他の博物館で、やっぱり何か忘れ物をしたおじさんに対して係員と周りにいた人が「ムッシュー!」って呼び掛けてて、ここは本当にフランスだ、と実感した笑。日本だったらお客様!って言ってるのかなぁ。対訳するとしたら、旦那様、奥様、お嬢様とかなのか…。何れにしてもレトロ臭が漂ってしまうね)

まず、この写真のところはドーム教会。地下にナポレオンの棺が安置されています。

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教会を後にして、次に向かったのが博物館。…が、これが広かった。結局ここに3時間以上滞在してしまったのだが、全然見切れなかった…。

13世紀(恐らくそれ以前からのも)あらゆゆ武器が展示してあり、ものすごい迫力だ。

特に中世、近世(16世紀〜)の迫力は半端ない。なぜなら、武器だけではなく、その時代に活躍した人々のあらゆる資料が展示されているからだ。残念ながら、西洋史にあまり明るくないのだけど、まるで彼らの私室にいるような気分になってくる。

また、最上階では企画展"Dans La Peau D'un Soldat(一兵士の生活)"が開催中。戦線での生活で使われるあらゆるものを展示している。フランス軍だけではなく、他の軍のも。もちろん、日本軍も。

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一番奥に行くには、暗いスペースを一度通らなければいけない。そこで立ち止まると、心臓の鼓動が聞こえる。徐々に早くなって行く鼓動の音と共に兵士の苦しい息遣いが聞こえてくる。次の瞬間、ふっとそれが消える。

次の部屋に進むと、そこは「死」のコーナー。(傷病飛ばして死んじゃったーーー!とちょっと思っちゃった)

今度は色んな軍隊の死にまつわる物が展示してあった。ちなみに日本軍からは千人針がありました…(持ち主が戦死していない事を願う)。

 

1日を書くのに本当に時間がかかってしまう笑

それくらい充実した旅行だったんだな笑

では続きはまた明日。